アジアパシフィックふらふら家族の母さん日記

国際引っ越し&海外出産&トライリンガル育児に悩まされる母さんの日記です!

子供の学校を選ぶ時に最も重要なこと。 海外生活の場合。

ブログに残しておこうと決めてから、この数年の生活を振り返っていました。

色んなことがあったなぁ〜って、溜め息!

育児初心者マークの時期は、様々な悩みがあったり、色々な意味で新鮮な体験をするものなのでしょうけれど💦

幼稚園、学校選びは、親にも子にもとても大きな問題です。

特に海外に一時滞在の際は、選択の幅が広くて、悩み放題。

何しろ、日本人学校にするかローカルにするかインターにするかだけでも大きな問題なのに、学校ごとに特徴がありますから💦 

年齢が上がれば、子供自身の学力英語力希望進路など、考慮せざるを得ない要素も増えて、自ずから候補が絞られて来るものですが、幼稚園児くらいだと何の縛りもなく、どこにでも行けると言えば行ける。

 

小学生以下の小さい子の学校選びについて、私個人の備忘録です。

 

教育システム、採用している言語、学校の規模、立地。

日本人比率。 学費。 保護者が参加を求められるイベントの多さ。

考えることは多々ありますが、一番重要なことは何だったか?と考え込んでみた結果、ある一つのことに思い当たりました。

と言うか、今から学校探しをするターンが来たら、絶対に質問すること。

 

「生徒同士のトラブルになった場合、どのような対応をしますか?」

これは、教育の質以前に、子供の安全に関わる問題ですから、何よりも重要です。

子供のトラブルは、聞き分けの良い子だから発生しないかと言うと、そんなことはありません。 どんな子にもトラブルは起き得る。

小さい子のトラブルは、説明能力にも個人差があり、事実が見え難いです。 口のうまい子にそうでない子が言い包められることもありますし、思い込みもあるでしょう。 それも含めてお勉強ですが、運悪く怪我をしてしまった場合は、やってもやられても、親が出ざるを得ません。 親も色んな人がいます。

学校は公正、中立の立場でトラブルに対応すべきですが、ホームルームティーチャーも人間。 思い込み、見落とし、色々あります。 ケンカの仲裁ひとつとっても、悪くすると大きな問題になってしまうこともあります。 

日々の小さなケンカはいざ知らず、怪我、盗難などの問題に発展してしまった場合は、担任の先生一人で対応するのは無理です。 

トラブルになった場合、対応をする係りは存在するか?

副校長がクレーム対応をしている学校が多いですが、誰が窓口なのか、入学前に知っておければ万が一の時に安心です。

学校側は、事態を把握するための基本的なガイドラインを持っているか?  

小さい子であればあるほど、事実をきちんと伝える能力に欠けることが多いです。

当事者から個別に話を聞く、ケンカや怪我発生時点で目撃者から話を聞くなど客観的事実を可能な限り把握するためのマニュアルがあれば、思い込みや嘘を排除し易いです。

度々問題を起こす児童に対しカウンセリングを提供しているか?

問題が多発している児童は、その子自身に問題があったり、或いは大人の見えないところでイジメや孤立があったり、何かしらの原因があるものです。 責める罰するということではなく、問題を解決出来るようにカウンセリングを提供している学校も多いです。 スクールカウンセラーが常駐していることも。 

問題行動が甚だしい生徒、他の保護者と頻繁にトラブルを起こす攻撃的な保護者などに対して、毅然とした対応をしているか? 厳しい対応を取る条件は?

なかには、度々ひとに怪我をさせる子というのが居ます。 普通の子供は癇癪を起こしていても無意識に手加減するもので、深刻・危険な怪我は多くないですが、なかには急所を攻撃するのに躊躇が無い子もいます。 これは困ります。 また、保護者のなかにも、クレーマー、トラブルメーカーと言える人もいます。 主観的には正当な主張をしているつもりなのでしょうから、簡単にモンスターペアレントと決めつけるべきでは無いですが、学校の方で「ここまではOK」「これはやってはいけないこと」という線引きをどこにしているのか、知っておけば秩序は保たれ易いです。

 

トラブル対応がきちんとしている学校は、他の面でも運営がしっかりしていますし、この質問に曖昧に答えたり嫌な顔をする学校は、信頼出来ません。 我が家は転勤続きで、いくつもの学校を経験しましたが、「クレームをつけられないように、問題が起きたら極力隠匿しよう」という残念な学校もなかにはありました。 そういう学校も一応のスクールカウンセラーが常駐しているのですが、実際は機能せず。 入学前に、トラブル対応の質問をした保護者が居たのですが、具体的な回答が無かったことに、後から思い当たりました。 「どんな保護者もお金を落としてくれるお客様」という姿勢で運営している学校で、在学中の短い期間にもかなり深刻な事件が起きてしまいました。 我が子は巻き込まれずに引っ越し転校の時期を迎えましたが、もう二度とこのような学校は選ぶまいと思っています。